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LAVAマスターレッスン「運動センスは作れる」を受講したら体の軸が安定した2019/3以前

しもたさん

この記事ではLAVAマスターレッスン「運動センスは作れる」を受講したことについて書きます。12種類のマスターレッスンの中で私が一番気になっていたコースで、運動センスを作るというのはどういうことなのかが知りたくて受講しました。座学が半分、ペアワークが半分といった感じです。運動量3.5と書いてありますが、運動したと思えるのは後半20分のみで、常温ヨガですので、運動量3未満位の感覚でした。

座学はメモを取ることも可能で、しっかりメモをしてきました。

この運動センスは立ちポーズが苦手な人にぜひ受けてほしいコースです。レッスン中に「足の裏を意識しましょう」「体の軸の中心を見つけましょう」と言われますが、立ちポーズがキレイにならない私みたいな方にピッタリです。また、普段のヨガに慣れて知識を深めたいと思っている方にもぴったりなものです。

運動センスは作れるとは?

LAVAさんのホームページには次のように説明があります。

  • 運動量3.5
  • 時間90分
  • 常温
  • ペアワークあり
  • ヨガマットはあったほうが落ち着く。

運動センスの有無を分けるセンター丹田という感覚。それらは実態の無いものですが身体的に臨場感を感じられたとき、実際に動きが美しく変わってきます。センターや丹田の感覚を強化するワークと、新しい身体イメージを採用することで、カラダが持っているさらなる可能性を見てみましょう。

https://yoga-lava.com/master_lesson/

実際の受講してみると運動センスを作るための理論を簡単に説明したあとにその説明を理解してもらうためのワークショップ(実験)を体感してもらうことで、理解を促していきます。あとで説明を入れますが、体の軸を安定させるための「センター」「丹田(たんでん)」を意識的に体に覚えさせたあと、立ちポーズをやると体が安定してポーズがビシっと決まることが実感できます。

運動センスの理論

運動センスの定義は、次の式で表しています。

I ✕ V = R

いきなり出されるとナンノコッチャという感じです。

これは、「こころとカラダが変わるYoga」というLavaさんが監修して出版した本にも書かれていないことなので、インスタクター向けの講習か何かで使われているものですかね。

Iとは

「I」というのは、イメージのことです。

何も縛りのない状態でカラダを動かしたり固定したりすることをイメージします。カラダを動かす際に、自分の体はここまでしか曲がらないと思い込んだり、片足で立ったときに横から押されたらカラダを固定できないという思い込みをイメージの力で払拭します。

Vとは

「V」というのは、「実際の体験」や「過負荷」のことを指します。

イメージしたとおりに自分の身体を動かした体験をすること(実際の体験)で、身体の動き方を脳に覚えさせることができます。そうすると、次から同じ動きをしようと強く意識せずともその動きができるようになります。但し、身体の動きを脳に覚えさせるためには、練習が必要(過負荷)です。

例えば、自転車に乗れるようになったばかりの頃は、自転車に乗れてもヨタヨタだったり長く安定して乗る事はできません。自転車に安定して乗るためにはある程度の練習が必要です。それと同じように、運動(ヨガ)でも、何回も意識して練習をすことが必要になります。

Rとは

「R」とは、リアリティのことを言い、運動センスのことを指します。ヨガのセンスは、LAVAさんの用語では、「丹田」や「センター」がしっかりしているという表現を使うようです。(Googleで検索する場合は「丹田」で検索したほうがイメージがつかみやすいです。このあとの説明は丹田という言葉を使用します。)

I ✕ V = R

「運動センスは作れる」というコースでは、ヨガの運動センスである丹田をイメージとして捉えて意識する練習をしたり、丹田を鍛えるワークショップを行うことで、脳と身体を開発していきます。ワークショップには次のものがありました。

  • 準備マッサージ
  • 梅干しを食べたイメージをするだけで、唾液がでる
  • ミラーニューロン(モノマネ細胞)の効果
  • 雲雀(ヒバリ)のポーズを例にしたイメージの覚えさせ方と体験
  • キケツ法則の体感
  • 丹田センターを鍛えた前後の体幹の違い

このワークショップの中で幾つか内容を紹介します。

ワークショップの紹介

準備マッサージ

イメージする力を高めるためには、脳の前頭葉を活性化させる必要があります。そのためには、脳と繋がっている背骨をリラックスした状態にほぐす必要があります。ペアになって、ひとりがうつ伏せになり、もう一人の方に背骨を周りの皮膚をかき集めて、猫の首をつまむように摘んで、上下に動かしてほぐします。これだけでだいぶ効果があります。

視界が明るくなったり、広くなった感覚があると言われます。ヨガにいった後にブログのキーボードを叩く指が軽くなるのは背骨や肩甲骨をほぐした結果、脳が活性化していたからだったんだなと実感しました。

キケツ法則の体感

意識(集中)次第で、身体の重さが3段階に変化するというものです。

何もしない状態で、Aに人が、Bの人を立った状態から持ち上げます(重さ:中)。

持ち上げられたBの人に目をつぶってもらい、Aの人がBの人の頭をなでます(20秒くらい)。その状態で、もう一度Aの人が、Bの人を持ち上げます(重さ:軽い)。

持ち上げられたBの人に目をつぶってもらい、Aの人がBの人の足を手で地面に押し付けます(20秒くらい)。その状態で、再度Aの人が、Bの人を持ち上げます(重さ:重い)。

この現象は、横隔膜が無意識のうちに動いている証拠だそうです。実際にやってみて思ったのですが、目をつぶった状態で他の人に身体を触られると、意識がその部分に向きます。そうすると、身体の筋肉が変化します。重心が下にあるとバランスを取りやすくなり、ヨガのポーズが安定するようになります。

この気づきが得られると、無意識で行われていたことを意識できるようになります。これを意識的にコントロールするように練習すると、格好良くヨガのポーズが取れるようになります。立ちポーズのときに身体を触ってくるインストラクターさんには、ちゃんと意味があったんですね。

丹田・センターの鍛え方

丹田を鍛えるには、仰向けで膝を抱えますのそのときに、お尻を上げて肩を地面につけて、膝の手を離すと自然に鍛える事ができます。

センターは、直径30cmくらいのゴムに足を通して立ちます。肩幅位で立った後に片足で立ちになりながら。足を前に横に後ろに動かして鍛えることができます。また、同じゴム足首につけたままうつ伏せになり肩幅くらいに足を広げます。(ゴムが伸びている状態)その状態から、お尻の所にかかとが届くまで膝を曲げます。これを複数回行うことで鍛えることができます。

鍛え方はこれだけではありませんが。立ちポーズがバッチリ決まるようになります。練習に使用したゴムのイメージはこちらです。

まとめ

この記事では、LAVAのマスターレッスン「運動センスは作れる」について書きました。ワークショップの内容を説明しましたが、文章では説明しきれない部分も多く、実際に体験されることをおすすめします。マスターレッスンはやっぱり一味違いますね。

なお、「運動センスは作れる」というクラスは、瞑想に近づける体を作るためのクラスです。このコースを受講した後に、マスターレッスンの【瞑想講座1「瞑想への階段」】→【瞑想講座2「世界をデザインする」】と受講することを推奨されました。

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